総会では、会長から松徳会活性化のためセミナー（今までの夏期体育研修会）や諸活動のため組織のありかたなどにも触れて説明をし、担当理事から昨年度事業などの報告と今年度事業について説明報告をしました。
　石﨑学長による記念講演は、「ニチジョ、輝く将来へ」と題して、大学間競争や少子・18歳人口減少の厳しい現状のなかどのように日本女子体育大学へ学生を集められるかなどの課題を前にして、学長就任後すぐに、大学の運営方針として教員採用者を増やす、スポーツ競技力アップ、地域連携事業の拡大などを挙げたこと。そして早速、文科省の大学改革特別支援金制度に応募することを決めて取り組み、幸いにも採用されたので、世田谷区と地域連携スポーツ振興に踏み出したことを熱く語って頂きました。
　この積極的な取り組みは、まさにニチジョの体力と気力と知力を象徴しているものと皆感動しました。
　このように、勢いのある行動力に加えて、国際的な活躍に裏付けされたグローバルな視野と美的センスを兼ね備えた学長は、これからの大学経営に大きな力を発揮されるものと心強く思いました。
　100歳の臼田先生は、いつも変わらない穏やかな気品のある容姿で出席され、皆さん憧れの眼差しで感心・感動に包まれました。
　また、インタビューでは「美しいものに興味をもつこと、年を気にしないこと」が長寿の秘訣と語られ、私たちに生きるモデルを示していただいたと思います。
　懇親会は臼田先生や学長を囲む談笑に友人先輩との懐かしい出合いなどあり、楽しく盛り上がりました。今後も、会員のためになり楽しみのある松徳会のあり方を全国のみなさまのご意見を反映して運営を進めて参りたいと考えています。