基礎体力研究所

「人を育て鍛え守る　—運動・スポーツ・トレーニングの役割—」

2012年11月24日に基礎体力研究所の公開研究フォーラムが「人を育て鍛え守る－運動・スポーツ・トレーニングの役割－」をテーマに開催されました。我が国においても運動・スポーツ・トレーニングの概念が一般の人々に広く普及して久しいが、今この分野は新たな時代を迎えています。新しい時代とは、子どもの体力低下や情緒の不安定が叫ばれる時代、急激に高齢化社会が進む時代、日本人アスリートが世界レベルで活躍する時代です。このような時代には、運動トレーニング・スポーツ活動は、子どもの正常な発育を促し、高齢者のQOLを向上させる有効な手段として大きな役割を担うとともに、スポーツ科学の目覚ましい発展が、アスリートの高いパフォーマンスを支えています。今回の高松　薫氏（流通経済大学）による基調講演では、「体力トレーニング」の概念に関わる歴史的な変遷や、現代的な解釈についてのご講演を頂き、続くセッションでは子ども、高齢者、トップアスリートにまつわる運動トレーニングの役割を各分野の専門家の先生方にお話して頂きました（講演内容については基礎体力研究所ＨＰを参照ください）。当日は、本学の教員、外部の研究者だけではなく多くの学生やコーチが参加していただきました。新時代における運動・スポーツ・トレーニングの相応しい在り方、スポーツ科学の発展について、研究者、学生、コーチがそれぞれ考える良い機会となったのではないでしょうか。

• 2012年度研究フォーラムパンフレット
• 2012年度研究フォーラム写真
• 2012年度研究フォーラムポスター