大学案内

本学園は1922年（大正11年）に二階堂トクヨ先生が女子体育の指導者養成の為の全人教育を実践すべく二階堂体操塾を創設したことに始まります。その塾生の中に日本人初の女性オリンピアン人見絹枝がいました。トクヨ先生は、スポーツはもちろんの事、学校教育を通して女性の身体や生理に応じた最適の指導と、円満な人格形成のための教養向上の実現を目指しました。こうしたトクヨ先生の教育理念が本学の建学の精神になっています。以来、90余年の歳月を経て、今日では日本女子体育大学、同大学院、附属二階堂高等学校、我孫子二階堂高等学校、附属みどり幼稚園、二階堂幼稚園並びに附属保育園を設置する総合学園となっております。
本学園はこれまで周年行事毎に施設を充実させてきました。80周年には学生の勉学や研究に最適な図書館、90周年には多様なスポーツに対応できる総合体育館を建設しました。
2022年には創立100周年を迎え、この機に学生の為の更なる環境整備を整えるべく、地下2階地上7階のレガシーとなる建設を計画しました。この先の100年はAI等の進歩によって社会環境が大きく変化し、人間の生き方に影響をおよぼしていくと予想されます。この様な時代にあってこそ、健康を維持しながら子供から高齢者まで、豊かな社会生活を送るためにも、体育・スポーツ・ダンス・幼児を中心とした教育を推進し、社会で活躍できる多様な能力を兼ね備えた女性を育てていきたいと考えています。
こうしたことを踏まえ、大学は2020年度からスポーツ科学科、ダンス学科、健康スポーツ学科、子ども運動学科の4学科としてスタート致しました。また、協働社会の中で、働く女性の為にも新しく認可保育園を開設致しました。少子高齢化の進む社会で、本学園が魅力ある、かつ必要とされる教育機関としてあり続けることを目標に、今後とも教職員一同努力してまいりたいと存じます。