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保育現場の「三人よれば文殊の知恵」

倉盛 美穂子(教育心理学、臨床発達心理学)

三人よれば文殊の知恵という諺があります。小学生や幼児にも当てはまるのでしょうか?これは、私が最初に研究したテーマです。学生の時に教育実習に行った小学校では、話し合い活動が盛んでした。子ども達をみていると、グループによって意見をまとめるプロセスが違いました。そのことを疑問に思い、ゼミの指導教員に話しました。議論を重ねる中で、「意見を集約するプロセスにおいて大事なことは何か?」「子ども達が他者と共同して問題を解決するためには、どのような能力の発達が必要なのか?」が、子どもの将来を見据えたときに、とても重要なテーマだと直感しました。素朴な疑問が研究へとつながった瞬間でした。

この時に学んだ私の研究スタイルは今も同じです。現場に身をおきながら問題を追及し、そのことを研究に発展させ、研究の成果を現場と共有したいと思っています。

ここ数年取り組んでいる研究テーマは、「スリルの伴う遊びが子どもの発達に及ぼす影響」です。ちょっと危険だけど、成長の種となるスリルのある遊びについて、そのメリットとデメリットを見極めることで、過保護過ぎず、子どもの挑戦する力を引き出せるような方法を研究しています。このテーマを通じて子どもの社会性の育成をどのように構想し実践していけばいいのかが見えてくるのではないかと考えています。

この場にあなたがいたら、どのように関わりますか?

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