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『レゾナンス』共振

松山 善弘(舞踊学(コンテンポラリーダンス))

私は、大学(順天堂大学)を卒業するまで陸上競技をやっていました。専門としたのは十種競技です。走る、跳ぶ、投げる、いろいろな種目に挑戦しました。そんな私がダンスと出会ったのは大学のダンスの授業でした。本学出身の米井澄江先生に指導していただき、ダンスの楽しさを知りました。在学中から先生の所属する舞踊団のレッスンに通うようになり卒業するころはダンスの虜になっていました。それからは、ダンス一筋の人生です。現在は、大学と並行して「レゾナンス」というコンテンポラリーダンスのカンパニーを主宰し、新しいダンスの創造について研究を続けています。

レゾナンスには、共鳴する、共振するといったような意味があります。「さまざまな分野(ダンス、音楽、美術、映像、衣装など)のアーティストが集合し、お互いにレゾナンス(共振)することによって新しい舞台芸術の創造をめざす。」という旗印のもと1992年から毎年新作を発表してきました。コロナ禍で発表が途切れてしまったのは誠に残念です。

ダンスの作品を創るには綿密な準備が必要となります。作品のテーマに関する研究、音楽、美術についての研究、新しい振付の研究など、創作用のノートは毎回数十冊に及びます。それをもとに何遍かの論文も書かせてもらいました。

大学という環境の中で出会う新しいレゾナンス(共振)を大切にしながらこれからも研究活動を通じてダンス界の先端を走り続けたいと思います。

2017年卒業公演 松山善弘研究室作品『幸福論』

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