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体操競技・器械運動の指導法

佐藤 麻衣子(体操競技)

昭和が平成に変わった3月にニチジョを卒業し、他大学、法人内の専門学校の教員を経て、平成12年に日本女子体育大学に着任しました。一貫し、高等教育・研究機関に勤めてきましたが、教育に軸足を置き、研究は「自分の教育力を高めるための研鑽」と職責をとらえてきました。

さて、私の教育上の職責は、学生に体操競技・器械運動の技能を習得させるとともに、指導できるようにすることです。この力を高めるために、概ね、以下のような研究を行ってきました。

  1. 1.技の指導法
    技を習得させるには、①技を適切に分解し、②各局面のトレーニング法を考え、③各局面を統合させる、というプロセスを講じる必要があります。また、②と③のステップでは、選手/学習者の個性によって助言の仕方も異なります。
  2. 2.戦術やルールの研究
    試合の順位は相手との関係で決まるので、狙う順位を定め、「一か八かの高度な演技」をする場合もあれば、「十中八九できる演技」をする場合もあります。もちろん、その方針に沿ってトレーニング計画を立案します。また、採点規則は技の進歩や用器具の改良に伴い、常に変化しています。体操競技の歴史を繋ぐため、この変遷を残しておくことも大切です。
  3. 3.鑑賞法研究
    体操競技の普及はファン(見る人)を増やすことも必要です。そこで、未経験者が「体操競技を見て楽しむ」ことができるよう、複雑な採点規則をかみくだき、概要を理解していただく方法が必要となります。

これらの研究課題について、これまでは、「自分と、授業を受ける学生さんのためだけの情報としたい」という思いがあり、成果を私の脳裏にしまっておきました。しかし、これからは少しずつ公表していこうと思っています。

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