ダンス学科第24回卒業公演が開催されました

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4年間の成果を披露するステージ

1月20日(火)、ダンス学科の学生による卒業公演が、「府中の森芸術劇場 どりーむホール」で開催されました。2020年に設立されたダンス学科の、前身となる舞踊学専攻から数え24回目、ダンス学科としては第3期生の卒業公演となります。
卒業を間近に控えた4年生にとって、これが大学生活最後のステージです。4年間積み重ねてきた修練の成果をここに披露し、新たな門出を迎えます。

4つの有志作品からスタート

第一部では、ダンス学科の生徒たちによる有志作品を上演。研究室の垣根を越えた仲間たちでオーディションに挑み、今年は選考を通過した4組4作品が発表されました。

1作目は、EMBERLYの『Unchained』。キャスト7名によるストリート作品で、キレのある動きを息つく間もなく繰り出し会場を沸かせます。その勢いは衰えることなく、胸のすくような疾走感と一糸乱れぬチームワークでパワフルに踊り抜きました。

続いて発表されたのは、Luminousの『白き風にほどけて』。4名のダンサーが出演するモダンダンス作品で、スモークの中にふわりとあらわれる幕開けでまずは観客の目を奪います。流れるような動きは情緒豊かで、美しくたおやか。そっと灯りに手を伸ばすラストで希望を示し、深い余韻を後に残しました。

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EMBERLY『Unchained』

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Luminous『白き風にほどけて』

3作目はNODE:のコンテンポラリー作品『Coalesce=融合する』。鼓動を思わせる音に白線の伸びる背景、照明で移り変わるシーンと、上質な演出が光ります。練り上げられた構成で、二人きりの舞台を見事にまとめ上げました。

有志作品ラストは、Amの『Held by...』。全身を駆使した動きに、ダイナミックなアームス使いは、何かを訴えかけているかのよう。どこまでも自由な空気をもって、叙情的な風景をそこに描き出しました。

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NODE:『Coalesce=融合する』

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Am『Held by...』

各研究室がオリジナル作を発表

各研究室が自作を披露。今年は計6作品が上演されています。

まずは、渡辺研究室のクラシックバレエ作品『花咲くとき』からスタート。ピンクのチュチュをまとったダンサーが舞台上にあらわれると、会場がぱっと華やかに。難度の高い技にも果敢に取り組み、フェッテをきめると客席から歓声があがります。群舞にデュオ、ソロと、ポワントで軽やかに踊り、日々の弛まぬ鍛錬を様式美へと見事に昇華させました。

続いて坂本研究室が『カルテット〜つよく優しく美しく〜』を発表。パガニーニの『カプリス第24番』を楽曲に用いた現代舞踊作品で、情熱的な音色にあわせ、踊りもドラマティックで烈しく鮮やか。4色のヴィヴィッドな衣裳も作品にマッチし、小粋な小品に仕上げています。

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渡辺研究室『花咲くとき

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坂本研究室『カルテット~つよく優しく美しく~』

中村研究室『Ant;Man』は、蟻を題材に用いた異色作。デフォルトされた蟻の生態に姿を借り、地を這い、閉塞された人間社会に対するアイロニーを提示します。ざわざわと蠢く暗闇から一転、色とりどりの衣裳でカラフルな空間を創出。開放感をもって踊り、唯一無二の作品世界を完成させました。

高野研究室はコンテンポラリー作『存在/ 』を披露。不協和音が響くなか、四角いフレームを手にあらわれるダンサーたち。簡素な衣裳は個性を打ち消し、オブジェの中に自らの存在を探すかのように動きを重ねます。ユニゾンでうねり、拮抗し、感度の高い作品を作り上げました。

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中村研究室『Ant;Man』

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高野研究室『存在/ 』

石川研究室は『Hidden I』を発表。21名のキャストが真紅の衣裳に身を包み、エネルギッシュに踊るジャズダンス作品です。ヴォーギングを思わせる軽快な振付と、息を合わせたリズミカルな動き、スピーディーな展開で希求力を発揮。最後までスタミナを切らさず踊り、観客の大きな歓声を誘いました。

ラストは岩淵研究室の『選ばなかった道』。何かを確かめるかのように、地を踏み締めるダンサーたち。その姿はどこか心許なく、舞台をたゆたい、彷徨います。アメリカの詩人、ロバート・フロストの言葉「私はまだ人が分け入ってない方の道を選んだ」を頼りに、瑞々しいメッセージを伝えています。

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石川研究室は『Hidden I』

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岩淵研究室の『選ばなかった道』

4年生全員でエンディング

エンディング作品は『Trace』。出演者全員が舞台に登場し、4年間支えてくれた人たちへ感謝の気持ちを込めて踊ります。仲間と手を取り、一つ一つ積み重ねてきた4年間の確かな軌跡。温かな拍手に包まれ、ダンス学科卒業公演は成功裡に幕を閉じました。

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