「フェアリー ジャパン POLA」
42年ぶりの表彰台

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第35回世界新体操選手権で、
新体操日本代表「フェアリー ジャパン POLA」が42年ぶりにメダルを獲得。
帰国報告会見が行われました。

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日本体操協会副会長で本学学長 石崎朔子と、スポーツ科学専攻1年 竹中七海さん

フェアリー ジャパンのメンバーとして、本学1年生・竹中七海さんが出場

2017年8月29日(火)~9月3日(日)にイタリアで開催された第35回世界新体操選手権で、新体操日本代表の「フェアリー ジャパン POLA」と個人競技の皆川夏穂さんが、団体・個人共に42年ぶりのメダルを獲得しました。本学1年生の竹中七海さんも、フェアリー ジャパンの一員として出場。先輩メンバーに支えられながら、着実な演技を披露しました。
帰国直後の9月5日(火)には、岸記念体育館にて、世界新体操選手権の帰国報告会見が行われました。快挙を成し遂げたフェアリー ジャパンのメンバー6人は、満面の笑みを浮かべて記者会見に登場。メダル獲得の喜びを語ると共に、東京オリンピックへの決意を新たにしました。

オリンピックに向けて、強豪国に負けない日本チームらしい演技を

今回の世界新体操選手権で、フェアリー ジャパンは団体総合と種目別フープで銅メダル、種目別ボール+ロープで銀メダルを獲得しました。個人競技の皆川夏穂さんは種目別フープで銅メダルと、合わせて3つものメダルを獲得したとあって、日本中が喜びに沸きました。
帰国報告会見の当日、たくさんの報道陣に囲まれたフェアリー ジャパンのメンバーは、メダル獲得の感動と今後への意気込みを語りました。
キャプテンの杉本早裕吏さんは、「2017年最初のミーティングで、メンバー全員でメダル獲得を目標にしましたので、それが実現できて本当にうれしいです。ここからが勝負だと思いますので、東京オリンピックに向けて練習を重ね、強豪国に負けない日本チームらしさを出していきたいです」と発表。強化合宿のために1年の半分をロシアで過ごし、毎日9時間にわたる練習をこなしてきたフェアリー ジャパンだからこその、力強いひと言でした。

フェアリー ジャパン

国を超えた心のつながりを実感した、ロシアでの合宿生活

メダル獲得の感動に浸ったのもつかの間、メンバーたちはまたロシアに戻り、厳しい合宿生活をスタートすることになります。日本体操協会副会長であり、日本の新体操に創成期から関わってきた石崎朔子学長は、「1975年にメダルを獲得以降、新体操はメダルの取れないつらい時期を過ごしてきました。でも2007年に強化本部を立ち上げてからは、POLAさんのご支援が受けられるようになり、ロシアでの強化合宿にも参加できるようになりました。そうした日々の積み重ねが、今回のメダルにつながったのだと思います」と、熱い胸の内を語りました。
ロシアの強化合宿で技を磨き続けるフェアリー ジャパンですが、海外生活は決してつらいことだけではないようです。竹中七海さんは、「私たちが練習をしていると、ロシアのメンバーが応援をしてくれるんですよ。演技を学ぶだけでなく、人としても得るものが大きいです」と、エピソードを語ってくれました。
「銀」と「銅」を取れば次は「金」と、メダルの色に期待が高まりますが、本来のオリンピック精神の素晴らしさは、国を超えた心のつながりにあるのかもしれません。

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