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教員系
保育士

塩野 華那(2015年度・幼児発達学専攻卒)

社会福祉法人 東京恵明学園


乳児院で暮らす子どもたちの幸せな明日を心から願う


<2019.05収録>

施設実習で乳児院のイメージが変わった

在学中、保育園の保育士になるのが目標だったので、子どもと関わる時間をさらに増やしたいと思い、自分が通っていた幼稚園や、実習で訪問した保育園など、様々な園でアルバイトを経験しました。特徴がそれぞれ異なる職場環境を肌身で感じ、自分に合っている職場を見つけたいという気持ちもありました。そんな中、2年次に現在の職場である東京恵明学園で施設実習を行うことになったのです。

保育園実習では何もできずに落ち込んでいましたが、施設実習では子どもとじっくり関わることができ、心身ともに成長していく過程を学ぶことができたのです。乳児院をよく知る前は閉鎖的なイメージがあったのですが、実際の雰囲気は開放的で、子どもたちや保育士の方がとても明るい印象を受けました。オリエンテーションも充実していたので、いろいろな知識も得られ、園での実習が忘れられない経験となりました。

子どもの人生と深く関わる保育に共感

保育士資格と幼稚園教諭一種免許を取得しましたが、乳児院で働くか、幼稚園、保育園で働くかをとても迷いました。乳児院は24時間365日、子どもの生活を支えるために夜勤もありますが、「長いキャリアを考えた中で、若いときだからこそできる仕事がしたい」という思いが固まり、東京恵明学園に就職することを決めました。子どもの生活から教育まで、すべてに深く関わり、愛情をたくさん注いで保育ができることも、乳児院を選んだ理由でした。

現在の担当は0~3歳までの子どもがいる乳児部です。寝返りができない赤ちゃんとの関わり方にも、ニチジョで身体の動きや発達を専門的に学んだことが役立っています。子どもとの愛着関係を築くために、個別担当制をとっているので、1人の子どもに対してあらゆる生活の場面に付き添います。私との関わりが、その子の人生の一部になると思うと気が抜けません。それでも、子どもが幸せに生きるための基盤をつくり、支援していくことに大きなやりがいを感じています。

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保護者への支援も乳児院の役目

将来、子どもと保護者が一緒に暮らしていくための土台となるものを作りたいと思っています。そのためには保護者への支援も必要です。保護者が困っていることや悩み事に対して、支援員を介してアドバイスを行い、不安を少しでも軽くしてあげることも私たちの役割だと思います。

今の仕事を選んでよかったと思うことは毎日のようにあります。子どもが一人で歩けるようになったとき、一人でブランコに乗れるようになったとき、「しおのさん」と私の名前を呼べるようになったとき、ここで働いていてよかったと感じます。

乳児院の存在を後輩にも知ってほしい

ニチジョの後輩へのメッセージは、子どもたちの未来のために、乳児院で働いている保育士がいることをもっと知ってほしいということです。乳児院というとマイナスのイメージを持っている人が多いのですが、実際は子どもたちが環境の整った明るい施設の中で、元気に暮らしているということを知ってほしいのです。子どもとその家族の幸せについて考えられる人、子どもにとって何が必要かを深く考えたい人に、是非、目指してほしいと思います。

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