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教員系
中学校教諭

池田 みず紀 (2020 年 スポーツ科学専攻[現スポーツ科学科]卒)

足立区立足立第九中学校


特別支援学級立ち上げに生かされた
周りを見て学ぶ姿勢


<2021.12収録>

先輩教員の教え方を参考に自分磨き

私は着任1年目に、中学2年生のクラスの副担任や女子バレーボール部の副顧問に加え、特別支援教室(通級)の立ち上げを任されました。そして現在に至るまで、スクールカウンセラーや、教材作成の専門員と協力しながら、さまざまな生徒の支援に当たっています。
特別支援教室で意識しているのは、生徒と同じ目線に立ち、学校内だけでなく、家庭内での困りごとや、保護者の悩みにも寄り添うことです。着任当時は特別支援に関する専門知識はありませんでしたが、「現場に立つからにはやるしかない」と決意。ニチジョで勉強した発達障害に関わる知識を深めながら、特別支援の役割や意義の理解を深め、責任感も高まりました。今では、生徒に応じた個別の対応力が身についてきた実感もあります。

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日々の業務では、クラス担任の先生方と連携しながら特定の生徒の状況を確認し、必要に応じて特別支援枠でのサポートを検討するケースもあります。その際、生徒の行動を観察するために、多様な教科の授業を見学します。すると、各教科の先生方の教え方が生きた教材としてとても参考になります。例えば、生徒の理解を促すプリントのつくり方や、イラストを有効活用する板書の工夫など、特別支援のほか、保健体育の授業でも応用できる教え方のノウハウが得られ、自分の授業に生かせるのです。このように、周囲を見て学ぶ姿勢は、ニチジョ在学中から大切にしてきたことです。

できる喜びを、多くの生徒に味わってほしい

ニチジョでは、先生によって考え方や教え方のスタイルは異なります。だからこそ、さまざまなスタイルを参考にしながら、自分が教壇に立ったときに実践したいと思える指導スタイルを見つけることができました。学生時代は倒立前転などの器械運動が苦手でしたが、先生のわかりやすい指導と、器械運動が得意な仲間の支えもあって克服し、できなかったことができるようになる喜びを私自身が味わったのです。

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私は今後、体育実技の授業も担当することになります。もちろん特別支援や保健体育の授業も大切ですが、私がニチジョに入学し、教員免許を取得したのは、運動を指導する先生になりたかったから。ニチジョで培った指導スタイルをもとに、着任後に見て学んだ教え方のノウハウも駆使しながら、多くの生徒にできる喜びや運動の楽しさを伝えていきます。

話しやすく学びやすかったニチジョの4年間

ニチジョは教員の目が学生に行き届きやすいコンパクトな大学だと思います。先生方の面倒見の良さを、身をもって有り難いと感じていました。先生方と接する際の心理的なハードルが低いため、とても話しやすく授業内容やアドバイスを素直に受け入れて、自分のものにすることができました。教職課程以外の学科の授業でも、教員になるためにはしっかりと理解しようと思える内容が多く、ニチジョで学んだことのすべてが現在につながっています。着任から約3年、既に多くの場面で生徒の成長を感じています。今後さらに、多くの生徒の成長を支えていきたいです。

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