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教員系
中学校教諭

小髙 真奈(2020 年 健康スポーツ学専攻[現健康スポーツ学科]卒)

千葉県千葉市立打瀬中学校


コツコツと真面目に“当たり前” を
積み重ねていく大切さを伝えたい


<2020.09収録>

学生時代は欠席ゼロ・遅刻ゼロ

両親が教員だったこともあり、小さい頃から教員という将来像を意識していた私が、本気で先生になりたいと思ったのは中学時代。私の悩みを察して声をかけてくれる体育の先生に出会ったからです。所属していたハンドボール部の活動に前向きになれなかった私に気づき、心の支えになってくれたことがとても印象深く、将来はこういう人と一緒に仕事がしたいと思いました。ニチジョに入学したのは、もちろん教員になるため。地元の千葉市からの通学は片道約2時間かかりましたが、"欠席ゼロ・遅刻ゼロ" を最低限のルールにして4年間を過ごしました。

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多くの人との交流が成長を後押ししてくれた

ニチジョは人と人との距離が程良いキャンパスで、教員と学生の間の壁を感じることもなく、毎日が充実していました。私は部活動には所属していませんでしたが、部活動やクラブチームなどに所属しながら教職課程で教員を目指す仲間の存在が大きな刺激になりました。教員志望者に限らず、何を目指すにしても全力で突き進む学生ばかりだったので、私も中途半端ではいけないと思いました。また、先生方やキャリアセンターの職員の方もとことん手厚く親身にサポートしてくれるのがニチジョの魅力。そんな環境をいい意味でのプレッシャーにして、「やるからには支えてくれる人の思いに応え、採用報告をしたい」という一心で学んでいました。

一方で学生時代は、小学生向けのキャンプイベントなどを企画・運営する学外のボランティア活動にも参加。他大学の学生や、社会人として運営にあたるNPOのスタッフと交流する機会がありました。また、ゼミの須甲先生の紹介で中学校の宿泊を伴う学校行事などにも参加し、現役の中学校教員とも知り合うことができました。こうした多くの人との関わりの中でもさまざまな気づきがあり、特に子どもに対する丁寧な説明の仕方、一人ひとりに合わせた接し方は、教員になった現在に生かされています。

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生徒の「楽しかった」が励みになる

現在は、1年生のクラス担任を任され、ハンドボール部の顧問もしています。生徒に対して何よりも大切にしているのは、声かけです。さまざまな個性があるからこそ反応もさまざまですが、思い返せば教育実習で先輩教員との差を痛感した際、私に力をくれたのは「楽しかった」という生徒の一言。心を尽くして接すればしっかりと応えてくれますし、どんな反応でもかわいく、おもしろく、愛おしく感じます。そんな生徒たちの姿が、私の励みになっています。

ハンドボール部の指導では、まずは挨拶の徹底や忘れ物をしないこと、遅刻しないことなど、"当たり前" の基本を徹底させています。それは私自身が言われてきたことでもあります。勤務先の中学校には制服も校則もなく、自由な雰囲気ではありますが、普段の学校生活に真面目に取り組む姿勢があってこそ、部活動に取り組む価値も生まれ、技術の向上にもつながると思うのです。

また、体育の授業では、ソフトボールからバスケットボール、短距離走、ダンス、スポーツテスト向けの指導まで、さまざまな種目の指導をしています。教職課程で学んだ内容をそっくりそのまま実践できるわけではないので、難しさを感じる場面もありますが、周囲は頼りがいのある経験豊富な先生方が大勢いるのです。よりよい授業にするためにも、積極的に先輩の教員に指導方法のアドバイスをいただいて、授業に活かしています。さらには、私が本気で教員を目指すきっかけをくれた中学校時代の先生とも連絡を取り合い、アドバイスをもらうこともあります。この先キャリアを積んでいくなかで、駆け出しの私を支えてくれる人々への感謝の気持ち、教員1年目の今の気持ちを忘れることなく、教員の後輩ができたときに頼りがいのある存在になっていたいと思います。

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