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教員系
保育士

野島 茉子(2017年度・幼児発達学専攻卒)

日本女子体育大学附属 みどり幼稚園保育室


保護者の思いをくみ取りながら、
目の前の子どもたちを笑顔にしたい


<2019.11収録>

とにかくかわいい子どもたち

みどり幼稚園保育室で受け入れているのは、0歳児から2歳児まで。毎朝、登園した子どもが駆け寄ってきて、"ギュー"っと私にしがみついてくる光景がとにかくかわいらしく、私自身もうれしくなれる瞬間です。この喜びを感じられるからこそ、今日もがんばろうと心の底から思います。

登園後は、糊を使った製作やシール貼りなどの手先を使った作業、室内で巧技台を使った運動を行うほか、園庭ではかけっこや三輪車などで体を動かします。2歳児の遊びを1歳児が真似したがることも多く、言葉は話せなくても、その気持ちを察するアンテナが大切だと感じます。「うん(YES)」と「いいえ(NO)」で気持ちを確かめて、もちろん無理にはさせません。平均台の一本橋を渡る運動遊びでは、安全面に十分に配慮しながら、失敗してもいやにならない工夫が肝心。足の運び方を教えながら、ときには大げさすぎるくらいに褒めたりもします。

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保護者とつながる連絡帳

お昼寝の時間には、子どもたちを見守りながら、保護者との重要なコミュニケーションツールである連絡帳に目を通します。家庭での様子や体調に関する内容をしっかり読んで保育に生かすのです。保護者からのメッセージから、園で注意すべきポイントに気づくことも少なくありません。

この上で、自分が感じたことや、「〇〇をがんばりました」「自分で着替えができました」「〇歩も歩けました」といった園での出来事を報告。それに応じて各家庭で取り組んでほしいことを記入することもあります。保護者から「子どもの鼻水が気になる」といった内容が書かれてあれば、「園にいるときはネバネバしていました」「サラサラしていました」といった様子を書き、経過を報告。保護者との情報のキャッチボールです。

実習、授業、研究室のすべてが糧に

ニチジョでは、授業で子どもたちと関わる機会が多かったため、早い段階から保育園の実際の雰囲気を知ることができました。そこで実践した、年齢に応じた声掛けの方法などは、現在の実務に大いに生かされています。もちろん、実習では先輩の保育士が子どもたちに接する様子から学べた部分もあり、多くのアドバイスももらえました。

また、授業でも新聞紙をフリスビーにして遊ぶ方法など、遊びの幅広さを学びました。さらには、ブロックをおかずに見立ててお弁当箱に詰めていくママゴト遊びをしたり、それで配達ごっこをしたりと、ひとつの遊びから想像力を働かせて遊び方を広げ、子どもたちを楽しませる工夫を実践する力も身につきました。

桐川先生の研究室では、動物も人間の愛情がわかるのだという内容の『ずーっとずっとだいすきだよ』という絵本などを題材にして、子どもに何を伝えるべきかを学びました。現在も子どもに読み聞かせることがあり、在学中の学びが生かされています。

ここに勤務するまでは乳児に接した経験がなかったこともあり、まだ戸惑ってしまう場面もあります。それでも、先輩の保育士を見て学び、アドバイスをもらいながら、いつかは自分が後輩に真似される保育士になっていきたいです。

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