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アクセサリーデザイナー

斉藤 みなみ(2017年度・舞踊学専攻卒)

「Object Contour」 “minami” accessory exhibition


自分を表現することが踊り+αの引き出しを広げる


<2019.05収録>

表現を取り巻く空間全体を見つめて

私は想像するものを表現する手段として踊りを選び、ニチジョに進学しました。多彩な科目を学ぶうちに、コンテンポラリーダンスやインプロヴィゼーション、パソコンを使ったマルチメディア・パフォーマンスやアートにも興味が広がって行きました。在学中は学ぼうとして授業に出ていた記憶はありません。ただ覚えること、身体を動かすことが楽しくてたまらずにキャンパスに向かい、自分の中から次々と表現が生まれてくる手応えを感じ続ける学生生活だったと思います。
卒業公演で振付を担当しましたが、 "人に伝える踊り"として世界観を表現するためには、振付だけでは不十分です。照明や音響、コスチュームや背後に流す映像までを徹底的に考えなくてはなりません。そういった演出を考える中から、踊りを取り巻く"空間全体でとらえる"という視線が形作られたと思います。

表現の場を求めてアクセサリーデザイナーに

アクセサリー作りを始めたのは3年次の時。自分で使うものが欲しくて家にある針金やビーズを使って作ったのがきっかけです。自作のピアスを大学につけて行ったら友人や後輩から「私にもそういうのを作って」と次々に注文が来るようになりました。最初は材料費だけもらって作っていたのですが、インスタグラムにあげた作品が4年次の時に伊勢丹のバイヤーさんの目にとまり、本格的にアクセサリー作りをすることになったのです。

アクセサリーを作りながらも、卒業後は就職をすることをイメージしていたので、就活用のスーツを買いました。でもそのスーツを見ながら「これから毎日、決まった仕事をこなすだけの日々が続くのかしら、何か自分の頭の中にあるものを表現できる場はなくなってしまうのかしら」と考えたのです。
就職に対する漠然とした物足りなさを感じていたところに、伊勢丹への出店のお誘いをいただきました。自分を表現できる仕事がしたい、やるのなら徹底的にやりたい、そう考えてアクセサリーデザイナー1本でやって行こうと決意しました。

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作品が存在する空間全体を考える

アクセサリーは、まるでダンス作品を創作するかのように、同じ様な過程で創ります。どこに置けば映えるか、どんなパッケージにすると引き立つのか、そして、つけた人が動いた時、それがどう光り、どう揺れるかを常に考えています。ニチジョで"空間全体でとらえる"という思考が養われたからこそ、アクセサリーを空間の中で見つめる創造ができるのだと思います。

これからも既成の形にとらわれない独自のアクセサリーを作り続けるのが希望です。そのためには、他分野の方とコラボしたり、お店でアクセサリーをつけて踊ってもらったりといったパフォーマンスに挑戦して行きたいですね。

自分の創造する世界を、現実に形として表現する方法が、私にとってはアクセサリーでした。4年間の学びで、その表現方法はダンスだけではなく、他の何かでも可能だということに気づくことができました。舞踊学専攻は、そういう可能性を無限に広げることのできる場だと私は考えています。

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