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専門・サービス系
ステージマネージャー

菊池 綾子(2019 年 スポーツ科学専攻[現スポーツ科学科]卒)

株式会社オリエンタルランド


表現者の気持ちを忘れることなく
見る人に笑顔と感動を届け続ける


<2020.09収録>

数十分のパレードに向けて、数か月かけて準備

自社で運営しているテーマパークのステージマネージャーとして、エンターテインメントプログラムに必要なマネジメント業務を担当しています。エンターテイメントプログラムに出演する出演者やゲストの安全管理を行い、公演を継続させていくことがミッションです。季節ごとにテーマや演出内容が異なるプログラムの場合には、入念なリハーサルが不可欠です。出演者の安全対策や体力維持のための対策なども考えながら、数か月かけて準備を進めます。本番ではいかにスムーズに公演を行うかがポイントです。パレードの公演ではフロートと呼ばれる巨大な車のアテンダントとしてパレードに帯同し、来場客の動きや天候などに応じて臨機応変に対応する緊張感があります。お子様から高齢者まで、たくさんの方に楽しんでいただいている姿を見ることが何よりもうれしく、大きな励みになります。

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自分の「好き!」を追求し、スタートした就職活動

実は就職活動を始めた当初は、自分が将来何をしたいのかさえわかっていませんでした。そこで、キャリアセンターに足を運び、自己分析によって自分を見つめ直すことからスタート。幼少期から続けてきた新体操に関わる職業も考えましたが、違う世界を知りたいとも思いましたし、新体操と同じように見る人を感動させる仕事がしたいとも考えました。業種別セミナーなどにも参加し、ウェディングプランナーや幼児体育に関わる職種なども検討しました。ただ、シンプルに自分が好きなことは何かと考えたとき、真っ先に思い浮かんだのが現在勤務しているテーマパークだったのです。

面接では、私が新体操に打ち込んできたからこそ、パレードやステージで踊る出演者の気持ちがわかることや、ひとりの表現者として人に感動を届けたいという気持ちをアピールしました。また、高校と大学で新体操部の主将を務めた経験にも触れ、チームをまとめて困難を乗り越え、見る人を喜ばせる意識が根付いていることもアピール。体育大学の出身者は少ない会社ですが、情熱や経験に可能性を見出してくださったのだと思います。

実際にパレードは、各スタッフが役割を果たしながら状況を見極め、お互いにカバーし合うチームプレーで完成するもの。仲間がいるからこそ一緒に頑張れるのであって、プログラムをやり遂げようとする気持ちは、新体操もパレードも同じ。一人では感動を届けられず、仲間とのチームプレーあってこそなのです。

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魅力あふれる仲間に恵まれた学生時代

そもそも私がニチジョを志望したのは、高校時代に新体操部の演技発表会を見て、自分もこのステージに立ちたいと思ったからです。新体操部は、私と同じように全国から熱意を持った学生が集まり、刺激に満ち溢れていました。全力で新体操に打ち込む強い思いを持った仲間と深い人間関係を築くことができ、多くのことを学ぶことができました。みんな卒業後も新体操部のマインドを大切にしていて、それぞれのフィールドで人に感動を与えようとしているかけがえのない仲間です。

どんな時代でも人は感動を求め、一方で人に感動を与えて笑顔にしたいという思いを持つ人もいるはず。世の中からエンターテインメントが消えることはないと信じ、私はこの大好きなテーマパークの一員であることに誇りを持って、人を笑顔にしたいという初心を忘れることなく成長していきたいです。

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