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販売・接客系
エステティシャン

渡邉 紫乃(2020年スポーツ科学専攻[現スポーツ科学科]卒)

株式会社シェイプアップハウス「ダンディハウス」


美を追い求めることも
人を健康に導く力になる


<2022.12収録>

サポートされる側からサポートする側へ

私は、ハンドボール部の活動に本気で打ち込める環境に魅力を感じてニチジョに入学し、大きなケガによる長期離脱もなく、4年間プレーすることができました。その大きな要因となったのは、栄養学の授業や、テーピング・マッサージの実習などをとおして、身体をケアする方法を多角的に学べたことです。休み時間などに学生同士でお互いにマッサージをすることも多く、日常的に学びと実践を繰り返しながら、日々の部活動や生活に活かすことができました。
また、卒業論文では、ハンドボールで同じリーグに所属する各大学の過去1年間の戦術を分析しました。部ではプレイヤーとして練習に励みましたが、それができたのはマネージャーやスコア係、試合の撮影係などのサポートがあったからこそ。卒業論文での戦術分析をとおして、ずっとサポートしてくれた仲間への感謝の気持ちが高まりました。そして、後輩のためにも価値ある分析結果を導き出そうとする中で、サポート側のやりがいを知ることもでき、就職活動では誰かをサポートする仕事に興味を持つようになりました。

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体重や体脂肪率の改善に向けてお客様をサポート

就職活動では、リーグ戦の日程なども考慮に入れて、早めの行動を心がけました。当初は特に業種・業界への強いこだわりはなく、1度で多くの企業の情報が得られる学外での合同企業説明会などに参加しました。しかし、なかなか本気になれる企業と出会うことができず、ふと自分の「好き」や「興味」を自問自答してみたのです。そこで化粧品やエステの業界に目を向けるようになりました。入社したのは、女性向けの「ミス・パリ」や、男性向けの「ダンディハウス」といったエステティックサロンを運営する企業です。現在は「ダンディハウス」の銀座本店に勤務しており、同期の中では比較的早く「チーフ」に昇格でき、後輩への指導も担当しています。

同期には美容系の専門学校出身者が多い印象ですが、研修制度が充実していますし、実はニチジョで学んだことが役立つ場面も多々あります。その一つが栄養学の知識。例えば「痩身プログラム」を進める際には、お客様の普段の食事内容をお聞きして、もっと食べてほしいものや、逆に控えてほしいものを成分やカロリーを示しながら提案します。厳しい食事制限はしたくない方もいますので、お客様の意向や性格も考慮しながら、まずは無理のない範囲で取り組める内容を重視しています。それを実践していただくことで、実際に体重や体脂肪率などに変化が見られると「自分のアドバイスはお客様に合っていたんだな」と私自身も達成感を味わえますし、自分のことのようにうれしくなります。また、お客様の変化が見られなかったときは、どこが合っていなかったのか、違うアプローチを考えるといったように、常にお客様の変化から自分の考え方の答え合わせをし、着実に技術を身に付けていくことができるのも魅力です。

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お客様をサポートしながら、私自身も磨かれていく

日々の業務で大切にしているのは、説得力と信頼性です。例えば、お肌のケアについてアドバイスをするケースもあるため、私自身もキレイな肌であることが求められます。こうして入社後は、施術や接客のスキルに加えて、美意識も向上させていきました。食生活にも気を使いますし、仕事をしながら自分自身もより健康で、より美しくなっていけることが美容業界の魅力です。もちろんお客様にとっても、まずは健康あってこその美。美の追求をサポートすることで、健康を手に入れるためのお手伝いができることに大きなやりがいを感じています。今後もニチジョで学んだことをベースにしてさらに腕を磨き、いずれは海外の店舗でも実力を試したいですね。

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