資格・就職

旅行に夢中になり、旅行会社への就職を志した

高校時代は体育が好きで、体育の先生になることを考えていました。そして、整体やスポーツにも興味があったので、それらを総合的に学べるニチジョに進学しました。

ニチジョでは部活動に燃える人が多いですが、私は旅行に時間を費やしました。その理由は、1年次のときにフィリピンに旅行し、今まで見たことのない景色と自分の知らない世界が広がっていることに感動をおぼえたから。アルバイトをしてお金を貯めては、旅行する生活を送っていました。

「野外活動」の授業も好きだったので、3年次には森田研究室に所属しました。「部活をやっていないのだから、そのぶん就活を楽しもう」と、就活を意識したのは早かったですね。夏には旅行会社のインターンに参加して自分の目で確かめ、旅行会社に絞って就活を始めました。

ニチジョのキャリアセンターにも通い、履歴書のチェックや面接の練習をしてもらいました。自分が書きたいことと、書類を読む相手がいいと思うことは違うことが理解でき、非常に勉強になりました。

最終的に入社の決め手になったのは担当業務の幅が広かったことと、人事担当者の人柄でした。第一志望だったので、内定をもらったときはとてもうれしかったです。

スポーツと旅行会社は切っても切り離せない関係

私が所属しているのは東京スポーツ営業部。当社は東京2020オリンピックのスポンサー会社で、東京スポーツ営業部は東京2020オリンピックを担当する営業部隊です。

実は、スポーツと旅行会社は切っても切り離せない関係。なぜならスポーツの大会があれば、参加する選手の移動手段や宿泊先の手配をするのは、旅行会社の役割だからです。選手が最高のパフォーマンスを出せる環境を整え、交通手段から宿泊、食事の手配などを行っています。

主な営業先は、さまざまな競技スポーツの協会組織です。今年はオリンピックを控えて、様々な競技のテストイベントが行われているので、それらに関連する旅行会社に携わっています。

今は、この時期にしか経験できない東京2020オリンピックの仕事に全力を傾けています。オリンピックは国際的なスポーツの祭典というだけでなく、国をあげた世界との交流の場でもありますから。旅行会社の立場で、東京2020オリンピックを盛り上げていきたいです。

参加したみんなの記憶に残るような教育旅行を実現したい

今は違う部署にいますが、ゆくゆくは修学旅行などの教育旅行に携わりたいと思っています。実は、旅行会社に入りたいと思った動機のひとつでもあります。学校という場所は特別な空間で、文化祭に情熱を燃やすなど、そのときにしか経験できないことがいっぱいありますよね。修学旅行もそのひとつで、楽しみにしている子もいれば、気が進まない子もいる。でも、どうせ行くなら、参加した皆の楽しい記憶として残る修学旅行にしたい。そんなお手伝いができたらと思っています。

社会人になってから、ニチジョで培ったことが役立っていると感じることは多いです。たとえば、明るくて親しみやすく元気なことが自分の強みなのですが、これらはニチジョの学生生活で鍛えられたもの。ニチジョで身につけた最大の武器だと思っています。部活動をせずに旅行ばかりしていた私は、ニチジョ生の中では少し変わったタイプなのかもしれません。でも部活動をしている学生と同じくらいの熱量で、旅行や勉強、就活に打ち込んだ。そして大学時代を「やりきった」と思えることが私の誇りです。