『自分を知り社会を知る』を中心としたキャリア支援の拡充
2009年7月13日(月)
日本女子体育大学で行うキャリア支援プログラムが、文部科学省の「大学教育・学生推進事業」【テーマB】に採択されました。プログラム名は、「『自分を知り社会を知る』を中心としたキャリア支援の拡充」(愛称『ニチジョぢからプロジェクト』)です。このプログラムが文科省の推進事業に採択されたことにより、平成21年度から3年間にわたって、本学は学生への様々なキャリア支援プログラムをより一層拡充させていきます。
7月13日、本学内で、プロジェクトの実施担当者が集まり、学長の挨拶のもと第1回目の会議が行われました。本学は、これまでも様々なキャリア支援を行ってきました。2009年3月の卒業生の就職率は99.1%となるなど、高い実績を誇っていますが、近年の経済状況の悪化や社会の変化に対応するためにもより強力な支援体制を構築していくことになりました。このプログラムをとおして、「女子」「体育」大学という特徴を活かしながら、学生が自分を知り社会を知ることで社会人基礎力のレベルを高めてゆくこと、卒業生が社会のなかでいっそう生き生きと活躍していけるようにしていくことが確認されました。
本プロジェクトの担当教員個々に、抱負を述べていただきました。
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<キャリアセンター長>久保健助1.プロジェクトに対しての抱負この取り組みの中心は、これまで構築されてきた本学のキャリア支援体制の一層の充実とその有効性の検証です。その意味でこれは、より高いレベルに飛躍するための足場固めの営みと言えます。これを堅実に実施することが第一。加えて、この取り組みを通して、比較的規模の小さな単科の女子大学である日本女子体育大学の底力をより広く社会に発信してゆければと思っています。
2.キャリア支援に対する取り組み私はこれまでご縁あって、随分多くの大学で教壇に立つ機会を与えていただき、様々な学生と出会ってきました。そうした中で言えることは、本学の学生は非常にはっきりしたカラーを持っている、ということ。この20年で学生の気質は確かに随分変わってきましたが、この特色はほとんど変わっていません。「一般大学」と同様の型に押し込むのではなく、日女カラーを存分に伸ばすキャリア支援を心がけたいと思っています。
3.学生に対して、求めたいこと苦しみながらも努力を続ければ、必ず何か得るものがある。それは、勝利という結果ではないかも知れないけれど、必ず何ものかを得ることが出来る。本学学生の多くはスポーツ等を通してこのことを身をもって知っているはず。キャリア形成に関しても同様の心がけで努力してほしい。
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<教務部長・授業担当>高橋 進1.プロジェクトに対しての抱負本学のキャリア教育をさらに充実させ、女子体育大としての特質を生かしたキャリア支援の体制を構築するための取組みを展開したいと思います。
2.キャリア支援に対する取り組みほとんどの学生が、高校時代までスポーツ(ダンス)活動に従事してきているため、社会的な視点の弱い面が見られます。1年生の「女性と仕事」では、主体的に自分の生き方をデザインし選択していく能力を養成することを目指しています。そのために、まずしっかりと自分を見つめ自分を知ることが必要です。本学で学ぶことで、主体的な生き方を自ら形成する社会人としての基礎の力を身につけるようになるキャリア教育を目指します。
3.学生に対して、求めたいことスポーツなど、1つの事に打ち込んできたのは、学生の皆さんにとって非常に誇ってよいことです。それが社会にも必要な力となっています。しっかりと自分を見つめ、自信を持って何事にもチャレンジするつよさ(精神力)を見せてください。
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<広報委員会副委員長・授業担当>齊藤隆志1.プロジェクトに対しての抱負キャリアセンターや何人かの先生がこつこつと取り組んできたキャリア支援やキャリア教育の成果がようやく認められ、全学をあげた取り組みとして始まろうとしています。“筋肉○○”の集まりとか揶揄されてしまう体育大学が、じつはきわめて優秀な人材を社会に輩出しているということを実証したいと思っています。
2.キャリア支援に対する取り組み我が国では、多くの学生が体育会系部活動に所属しスポーツに勤しんでいます。本学は体育会に所属する学生の割合が極めて高いので、本学の取り組みは、我が国の高等教育機関のキャリア教育の一つの方向性を示す意義深いものです。さらには、スポーツ界にとっても非常に意義あることです。アスリートにとってセカンドキャリア支援は競技活動を思う存分に行うためにとても大切なことですが、我が国ではその環境が十分に整っているとはいえません。本学のキャリア教育は、アスリートのセカンドキャリア教育に応用可能であり、我が国のスポーツ界にとっても大きく貢献できるものです。
3.学生に対して、求めたいこと本学学生の多くは部活動などのダンス・スポーツ組織に所属しており、日常的に組織の人間として非常に計画的、創造的、組織的な行動をしています。社会人として求められる多くのことを、部活動などのダンス・スポーツ活動から学んでいるのです。このような経験こそが社会で求められているのです。ですから、まず第1に、部活やサークル、地域のボランティアなどなんでもいいから、組織に所属して計画的・組織的に活動してほしい。そして第2に、これらの経験と社会人として求められている力を相互に翻訳しながら、日々の努力を積み重ねてほしい。
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<インターンシップ・講演会・授業担当>影山陽子1.プロジェクトに対しての抱負「学生一人ひとりの幸せの実現」と「社会への貢献」という学生と社会のWin-Win関係を実現するための支援を、徹底的にしていきたいと思っています。具体的には、学生たちに気づきを促す工夫と仕掛けをたくさんしていきたいです。学生一人ひとりが自己成長を実感し、社会の一員としての当事者感をもって、社会で幸せに活躍してくれることを心から願っています。
2.キャリア支援に対する取り組み体育大学の学生は、多くの時間をスポーツやダンスのトレーニングに充てているので、社会のことを知る機会が少ないように見えます。ですから、キャリア支援として社会の様子をリアリティを持って伝えていくことを意識的に行っています。また、自律的に生きる楽しさも伝えたいですね。それから、スポーツやダンスで培った力と社会で必要とされている力には共通点があることを、翻訳作業のように伝えていけたらと思っています。
3.学生に対して、求めたいこと大学は、ただ座っていれば(自分の時間を対価として支払っていれば)単位がもらえる場所ではありません。自分で「考えて」何かを「決める」場所なのです。最初はそれに戸惑うこともあると思いますが、社会で生きていくためには必要不可欠なことでもあるので、ぜひ少しずつ慣れていってください。何かに「気づく」ことができたら、それをきっかけに何かを「考えて」ください。そして、自分なりに何かを「決めて」いってください。

























